
血圧とは、心臓から血液が全身に送り出される時に血管に与える圧力のことです。血管が柔軟性を失い、厚く硬くなっていくと、血圧も高くなります。これが高血圧症といわれるものです。現在の日本では、約4人に一人が高血圧と言われています。
高血圧の原因としては、塩分の摂りすぎ、高カロリーの食事、運動不足、喫煙、アルコール、ストレスなどが挙げられています。また遺伝的要素もあると言われており、両親ともに高血圧の場合、子どもも高血圧である確率は約60%というデータもあります。
これは、両親が高塩分・高カロリーの食事を好んで食べていると、子どもも自然にそういった食習慣が身についてしまう、ということもあるでしょう。
高血圧の直接的原因となるのは肥満です。特に内蔵脂肪型肥満は高血圧と深く関わっており、カロリー過多の食事によって体内に貯め込まれたコレステロールが動脈の内壁に沈着すると、血管の内径が細くなり、血流が妨げられます。そうなると心臓は、血液をより多く流すために強く脈打たなければならなくなり、その結果、血圧が高くなってしまうのです。
高血圧自体は自覚症状がないため、軽く考えられがちですが、硬くもろくなった血管は、動脈硬化を起こし、脳梗塞や心筋梗塞などの重篤な病気の引き金になります。
予防としては、高カロリーの食事をやめ、運動をして肥満を解消すること。さらに日本人の場合は、特に塩分の摂りすぎによる高血圧が多いので、食塩の摂取を控えることです。医師の指導に従い、カロリーと塩分の制限を行いましょう。